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つくばの街と公園の生物多様性

2025年9月洞峰公園は自然共生サイトに登録!

洞峰公園とペデストリアンデッキで繋がったまつぼっくり公園と二の宮公園が、2025年9月16日、国の自然共生サイトに登録されました。

つくば市民が筑波山の次に大切な自然と思っている洞峰公園は、1980年に研究学園都市の基幹公園として造られました。
江戸時代より筑波地域の農業の要であった洞峰沼を中心に、研究学園都市建設前の景色や動植物を可能な限り残しながら、市民が各種のスポーツや散歩を楽しむ傍ら、地域の自然に触れる環境を目指して設計されました。今も、年間80種を超える野鳥に出会える公園であり、370種を超える植物と270種を超える昆虫が生育・生息しています。もちろん両生類や爬虫類・哺乳類もひっそりと生息しています。

ペデストリアンデッキを介して洞峰公園と繋がっているまつぼっくり公園と二の宮公園の植物も大変ユニークです。二の宮公園はキンランが群生する公園であり、まつぼっくり公園には貴重な松林と里地里山を象徴する花々がひっそりと咲きます。

学園都市建設から約45年の時を経て、洞峰公園をはじめとしてつくば市街地の公園に生息・生育する動植物の多様性とそれらを育む環境の価値が国から認められました。
この価値を次世代に受け継いでいく活動を多くの方々と分かち・紡いで生きたと考えています。

詳細はつくば市のプレスリリースをご覧ください。➡プレスリリース

2分でわかる洞峰公園の生物多様性(動画)

自然共生サイト認定
ネイチャーポジティブと自然共生サイトについて解説
認定者しか使用が許可されていないロゴ

生物多様性って何だろう?

生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと*。これら多様な生き物がお互いに関わりあい支えあいながら生きている仕組みを生態系と呼びます。一つの種が減ると生態系全体のバランスが崩れてしまい、他の生き物がいなくなってしまうこともあります。生物多様性を守るためには健全な生態系を保全する必要があります。
(*環境省HPより)

生物多様性はなぜ大切なの?

私たちの暮らしは、食べ物・空気・水など健全な生態系での豊かな生物多様性によりもたらされる自然の恵み(生物多様性サービス)に支えられています。生物多様性が損なわれてしまうと、最終的には人間の生活にも影響が出てしまいます。
だからこそ、将来も自然の恵みを享受し続けるためには、今ある生態系の保全に努めることが大切なのです。

つくばの街と生物多様性

多くの人が利用するつくばの都市公園とそれらをつなぐペデ、郊外まで続く街路樹。
私たち人間にとっては街中にある緑豊かなレクリエーションの場所や移動するための通路なのですが、実は多様な生き物たちが街中で生息したり往来できる大切な場所(エコロジカルネットワーク)となっています。つまり都市公園やペデなどは、つくばの街の生物多様性を保つうえでとても大切な場所なのです。
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